第5回(2020)準備委員会 委員長挨拶


【開催の経緯】
2010年以降、公認会計士試験や税理士試験、日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験1級の受験者数が低迷し、高度な会計学を学ぼうとする学生が減少しています。会計学の教育に携わる教員の一人として、この「会計離れ」に危機感を持ち、会計教育の活性化を図るために2016年から開催したのが、アカウンティングコンペティションです。多くの大学教員のご支援を頂いて、今回で第5回の大会になります。

【委員長メッセージ】

アカウンティングコンペティション第5回準備委員会委員長の川野克典です。
第4回大会では、実証研究分野、事例研究分野、実践的研究分野の3分野で開催しましたが、実証研究分野にエントリーが集中してしまいました。研究が進歩を目指すものであるように、アカウンティングコンペティションも進歩して、会計学を活性化して行きます。
会計学を学ぶ若者に申し上げておきたいことがあります。会計には未来があります。AI(人工知能)やICT(情報通信技術)、RPA(ロボットによる業務自動化)の発達により仕訳入力といった低付加価値の会計の仕事はなくなるでしょう。実際、領収証をスマホで写真撮影するだけで、仕訳を生成する技術の精度が高まりつつあります。しかし、そろばんが電卓に、電卓が表計算ソフトに、表計算ソフトが会計ソフトに代わったように、AIに変わり、会計の仕事の内容、質が変わるだけのことです。過去の歴史が証明するように、会計の仕事がなくなる訳ではなく、より高付加価値の仕事に変化するだけのことです。もう暗記するだけの会計知識、演習するだけの会計技術は通用しません。徹底的に考え抜き、会計の情報から新たな知や情報を生み出し、それらを生かして行動する会計力を身に付けることが必要です。
会計学を学ぶ学生たちよ、未来を拓け!!!

遠隔方式での開催に当たっての追記
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が終息しない中、アカウンティングコンペティション第5回を実施すべきか、中止すべきか、迷い悩んだ末、新型コロナウイルス感染症渦中にあっても、学生たちの学びの機会を無くす訳には行かない、ようやく下げ止まって来た会計離れを会計ブームにするためにも、アカウンティングコンペティションは困難の中でも継続すべきという結論に至りました。学生たちの安全を確保するために、手段は遠隔方式を採用し開催しますが、これまで以上に質の高いアカウンティングコンペティションにすることをお約束致します。

I have received a lot of comments from all over the world on the Accounting Competition. I am grateful for their comments. However, I can not reply to any comments because I am too busy. Thank you for your understanding.
Katsunori Kawano as administrator of the Accounting Competition