委員長挨拶


【開催の経緯】
2010年以降、公認会計士試験や税理士試験、日本商工会議所及び各地商工会議所主催簿記検定試験1級の受験者数が低迷し、高度な会計学を学ぼうとする学生が減少しています。会計学の教育に携わる教員の一人として、この「会計離れ」に危機感を持ち、会計教育の活性化を図るために2016年から開催したのが、アカウンティングコンペティションです。多くの大学教員のご支援を頂いて、今回で第4回の大会になります。

【委員長メッセージ】

アカウンティングコンペティション第4回準備委員会委員長の川野克典です。
第3回大会では、学術的研究分野と実践的研究分野を分離して大会を開催しましたが、新たな問題点も生じました。そこで、第4回大会では、実証研究分野、事例研究分野、実践的研究分野の3分野で開催します。研究が進歩を目指すものであるように、アカウンティングコンペティションも進歩して、会計学を活性化して行きたいと考えています。
なお、アカウンティングコンペティションに付随するイベントとして、監査の体験会、コンサルティング新たに引用方法、プレゼンテーションの勉強会も開催します。
会計学を学ぶ若者に申し上げておきたいことがあります。会計には未来があります。AI(人工知能)やICT(情報通信技術)、RPA(ロボットによる業務自動化)の発達により仕訳入力といった低付加価値の会計の仕事はなくなるでしょう。実際、領収証をスマホで写真撮影するだけで、仕訳を生成する技術の精度が高まりつつあります。しかし、そろばんが電卓に、電卓が表計算ソフトに、表計算ソフトが会計ソフトに代わったように、AIに変わり、会計の仕事の内容、質が変わるだけのことです。過去の歴史が証明するように、会計の仕事がなくなる訳ではなく、より高付加価値の仕事に変化するだけのことです。もう暗記するだけの会計知識、演習するだけの会計技術は通用しません。徹底的に考え抜き、会計の情報から新たな知を生み出し、その知を生かして行動する会計力を身に付けることが必要です。
会計学を学ぶ学生たちよ、自らの力で未来を切り開け!!!!